Foggy? “Baker Street”

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“Baker Street” -Z-

とまれ、”Baker Street”のビッグ・ヒットで、ジェリー・ラファーティーは生活的困窮も免れ、スターダムへ。なんとその1曲のみで£80,000程が毎年彼の懐へ入る事になります。1978年当時、1ポンドが360円 – 470円くらいでしたから、中とって410円として、32,800,000円。暮らしぶりもぐっと良くなったでしょうね。めでたしめでたし。

けれど……しばし待たれい! ”Baker Street”はそりゃまーたしかに彼のオリジナル・ソングですし、売れてもうけるって事にもんくつけるわけじゃありませんが、ヒットの裏に忘れてはならない人がいたんじゃないかと。

ラファエル・レイヴンズクロフト……正にその人ですね。

そもそもいくら曲がよかったにせよ、もしも彼のサクソフォンリフをフィーチャーしてなかったら、それほどのヒットに至らなかった、というのは疑いなく。恐らくは彼もまた1曲で宝の山を掘り当てたのかと想ったら、そうじゃなかったんですね、コレガ。

当時彼がもらったのは、セッション料として、£27。つまり、当時日本円にしてたったの11,070円しかくれなかったそうで。しかもその後、ビッグ・ヒットしてからも何もなく。契約上、正しいのかと問われたらそうなのですが、1番ガンバッタ人が報われないという、そのへんがどうもね。

尚、オマケにその彼、つかわれたプレイの出来映えにも納得行かなかったらしく(音を外していたとか)。色々吹いたものからピックアップし、イコライジングしてつくられたので、出来上がったものを聴いてからじゃ正に後の祭りだったわけですが……。

そんないわく付ですけれども、ポップ・ミュージック・ヒストリー上、最も人の心をとらえたサクソフォンリフの一つともいえるそのパフォーマンス。彼がそのヒントとしたかもといわれるパフォーマンスを聴いてみましょう。私も、大学生の頃常連だったポニーというジャズ・カフェでいやっていう程ヘヴィ・ローテイションとなっていたので、良く覚えています(しかも正にその盤は今、我が家に!)。ニューヨーク生まれのジャズ・サクソフォニスト、スティーヴ・マーカスの1968年の1stリーダー・アルバム”Tomorrow Never Knows”の1曲。 (曲をclick! で、リンク)

Half A Heart | Steve Marcus

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Foggy? “Baker Street”

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“Baker Street” -A-

なんてったって彼のレパートリーといったら、”Baker Street”……誰もがみんなそう想う、英スコットランドのシンガーソングライター、ジェリー・ラファーティーの1978年のジャイアント・ヒット。英国内でトップ3ヒットを果たしたのを始め、米ランキングも最高第2位をマーク、それもアンディー・ギブの”Shadow Dancing”がなかったら、No.1を奪ってすらいた(なんと6週連続同曲に阻まれる)ベストセラーでした。

むろん彼はいわゆるイッパツヤじゃありません。かつてフォークロック・バンド、スティーラーズ・ホイールを組み、”Stuck In The Middle With You”という英・米トップ10ヒットを生んでいますし、ソロアクトとして、同作品以降も、”Right Down The Line”、”Night Owl”、”Get It Right Next Time”等々幾つかのスマッシュ・ヒットをつくってもいます。しかし、インパクトの強い1曲の前にそれらが霞んでしまうのもまたしかたのないトコロですね。

“Baker Street”は、そんな彼がスティーラーズ・ホイールを離れようとしていた頃につくられた曲。良く泊まっていたベイカーストリートの友人宅でのいろいろなオシャベリやセッションをベースとして生まれています。コリン・ウィルソンの”The Outsider”がヒントになっているとも。

それにしても、いくらすわりが悪いからって日本語タイトルで全く無関係な”霧の”(まァ、ロンドンゆえでしょうけれど)がついているのはいったい……!? (曲をclick! で、リンク)

Baker Street | Gerry Rafferty

R.I.P. Raphael Ravenscroft

<なぜか、つづく>

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R.I.P. ‘Mr. “Baker Street” Sax Man’ …… Raphael Ravenscroft

もしもあのサクソフォンのイントロダクションがなかったら、心のかたすみにも留めなかったかもしれない……。
そんな曲、誰でもいくつかは想い当たりますよね。
歌ものなのにインストゥルメンタルリフ1発でヒットしてしまったような……。

ラファエル・レイヴンズクロフトといわれて、即、想い浮かべられる人は少ないでしょう。ただし、ジェリー・ラファーティーの”Baker Street”のサクソフォンといわれたら、すぐにわかる人も結構多いんじゃないでしょうか。

英スコットランド系のサクソフォニスト。1979年、彼個人のアルバム”Her Father Didn’t Like Me, Anyway”をリリースしてもいますが、ピンク・フロイドの”The Final Cut”を始め、マーヴィン・ゲイ、ABBA、アメリカ、マイク・オールドフィールド、キム・カーンズ、ロバート・ブラント、ブランドX、クリス・レア、ボニー・タイラー、ダフト・パンク等の陰で彼の”音”とふれていた人がほとんどかと想います。

そして、”Baker Street”でのそれでも。

英ロンドン・ウェストミンスターの街の通り、シャーロック・ホームズもゆかりの地をモティーフとした曲。1978年、スコットランドのポップ・ロック系シンガーソングライター、ジェリー・ラファーティーの出世作としてビッグ・ヒット、英国内でトップ3へのし上がったほか、米ランキングで6週間最高第2位を守るなど、世界的なベストセラーとなりました。

しかし、もしもそのイントロダクションからぐっと胸をとらえる、哀しくも熱いサクソフォンリフがなかったら、これほどまでに人の心を惹くものにはならなかったでしょう。

R.I.P. Raphael Ravenscroft (1954.6.4 – 2014.10.19)

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R.I.P. Tim Hauser……Tributes

R.I.P. Tim Hauser……Tributes

ティム・ハウザーを偲び、3ple A Plays! (曲をclick! で、リンク)

Who What Where When Why | The Manhattan Transfer

A Nightingale Sang In Berkley Square | The Manhattan Transfer

Smile Again | The Manhattan Transfer

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V13

V13 20141020

M Who What Where When Why/A Nightingale Sang In Berkley Square/Smile Again THE MANHATTAN TRANSFER

1 Spanish Fantasy <Part II> CHICK COREA

1 Spinning The Wheel MAMMAL HANDS

1 Birch CLEAN BANDIT featuring ELIZA SHADDAD

Waves MR. PROBZ

Habits (Stay High) TOVE LO

Pendulum FKA TWIGS

The Worst JHENE AIKO

Lazaretto JACK WHITE

Like The Wind NONONO

Hush Hush AVRIL LAVIGNE

Only 1 ARIANA GRANDE

Volcano U2

<極私的ベスト13 JBL & Apple & InMyHeart 2014.10.20>

2014年10月13日 – 2014年10月19日の間に、我が家のJBL、Appleそれぞれのオーディオ、そして心の中でプレイをした楽曲中、最も数の多かったもの、トップ13をリストアップいたします。

ザ・マンハッタン・トランスファー……ファウンダー/リーダー/プロデューサー、ティム・ハウザーのつくったその音世界は、オーソドックスなコーラス・グループのスタイルをとりながら、アップトゥデイトなものでした。

Forever Mr. “The Manhattan Transfer” …… Tim Hauser (click! で、リンク)

彼の死の1報に際し、私が最も心に想い浮かべられたのはまず1978年のアルバム”Pastiche”、そして1981年のアルバム”Mecca For Moderns”の楽曲群でした。

ニューエントリーは3曲。

フェイヴァリット・ピアニストの1人チック・コリアのトッブ・プライオリティ、1976年のアルバム”My Spanish Heart”のクライマックスをなす大組曲”Spanish Fantasy”(とくに四楽章のパート2が凄い)が突如心を占め、離してくれなくなりました。久しぶりにたまたま聴いてみたらそうなってしまったという。スタンリー・クラーク等と織り成す、正にファンタスティックな”スパニッシュ”ジャズ・クロスオーヴァーに心千々に乱れ、酔わせられます。

愛らしくエモーショナルなアリアナ・グランデの2ndアルバム”My Everything”のボーナス・トラック”Only 1″も或る意味酔いしれ。

U2のオサワガセ作”Songs Of Innocence”の1曲もまた心、乱れます。

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Forever Mr. “The Manhattan Transfer” …… Tim Hauser

聴いていると、なんだかとっても幸せになれました。
同じ輪の中、彼らといっしょに唱っているかのようなムードに包まれて。

1969年、ニューヨークで生まれた、ザ・マンハッタン・トランスファー……
小説家ジョン・ロデリーゴ・ドスパソス、1925年の作『マンハッタン乗換駅』をそのままいただいた、アーバンなコーラス・グループ。

彼、ティム・ハウザーからそのすべてが始まりました。

1973年、アラン・ポール、ジャニス・シーゲル、ローレル・マッセー(シェリル・ベンティーンと1979年交替)らとの4人編成でラインアップを固め。以来職人藝の男&女4部和聲が万華鏡の如く躍る、唯一無二珠玉のハーモニーでスターダムへ。グラミー賞常連グループにまでのし上がりました。

“Operator”(1975年)、”Twilight Zone/Twilight Tone”(1980年)、”The Boy From New York City”(1981年)、1981年の米映画”Sharky’s Machine”のサウンドトラック曲”Route 66″などのヒット・ソングのみならず、”Walk In Love”、”Who What Where When Why”、”Je Voulais (Te Dire Que Je T’Attends)”、”Smile Again”、”Spice Of Life”、”Mystery” 、そして流れるようにア・カペラで綴られる”A Nightingale Sang In Berkley Square”等、ミゴトなそのパフォーマンスが次々想い浮かべられます。

ジャズをベースとしながらも、いろいろなタイプの曲をクロスオーヴァーし、アダルトコンテンポラリーで、ポップに紡ぐ……正にマンハッタンが似つかわしい、シャレたライヴを楽しめるアーティストでした。

R.I.P. Timothy DuPron Hauser (1941.12.12 New York – 2014.10.16 Pennsylvania)

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U.K. Vinyl Sales To Cross Million

U.K. Vinyl Sales To Cross Million A

1996年、英国内でヴァイナルディスクの作品中、最も売れたものって一体何? の答。

フージーズの2ndスタジオ・アルバムにして最終作となる”The Score”でした。

んじゃその中の1曲、英国内でNo.1ヒットを果たした”Killing Me Softly”を。

Killing Me Softly | Fugees (click! で、リンク)

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